ネットで探すとあるのになかなか見つからない?(中古車購入メソッド第1回2020年7月7日更新)

2020年7月7日更新

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弊社B.L.styleは地域唯一の
・車のお探し専門店富士宮店(第12類 第4995447号商標権)
・オーダー型中古車販売店(第12類 第6237990号商標権)
・レクサスカスタムカー専門店
・カスタムカー専門店
です。

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中古車探し。

今はPCやスマートフォンで中古車情報を調べる方も多いのではないでしょうか。
そしてその情報をもとに近くの車屋さんを回ってみたり行きつけのところに聞きに行ったりしませんか?

今は
「あなたのご希望の車お探しします!」
と宣伝している車屋さんは多いですよね。

しかし「探す」といってもなかなか見つからないことが多いように感じます。

それはなぜでしょうか。
当社の考えですとまだまだ「身近」になりきれていないのではないかと思います。

つまり
「お客様は依頼する人」⇔「車屋さんは探す人」
なんですね。

これではある意味実店舗版中古車検索サイトです。

あまりにも機械的に感じます。

「人」対「人」の対話なのにそこにお互いの共感が足りないのです。

もっとお客様と車屋さんが身近に、お互いに理解し合える関係になれると車はすごく見つけやすくなるのに、と日々感じています。

今日からあなたの望む車を手に入れるための
「中古車購入メソッド」
をお伝えしていきたいと思います。

これを知っていれば望む車が手に入るだけでなく、購入した後のカーライフが楽しくなり、維持費までもお得になるように活用する事が出きます。

ではなぜインターネットで調べた情報通り(望む車)が見つからないのでしょうか?

例を出しますので一緒に考えてみましょう。

【例】
一般的に車探しというと、こんな感じで探し始めませんか?
欲しい車を決める(メーカー、車種)

グレード、装備等の純正オプション等を調べてみる

インターネットの中古車情報で色々情報収集

欲しい仕様を決める
例えば・・・
トヨタ
ヴェルファイア
グレード 2.4L
色 白
ナビ付
走行距離は5万キロ以内くらいがいいな

この条件なら調べた感じだと250万円くらいで買えそうかな!

欲しい車の仕様や金額を決める順番はこの通りではないにしても、こうして大体の目星を付けていろいろ車の展示してあるお店に行ってみたり、近くの車屋さんを回ってみます。

でも意外と見て回ってもなかなか見つからない・・・

車屋さんに相談しても

店員さん:「あともう少し〇〇万円まで予算をいただければ!」

お客様:「ネットで見ると結構このくらいのがあるんですけど・・・」

店員さん:「そうですね~。中古車はそれぞれ状態も違いますのでそこはなんとも・・・」

ここでしばらく店員さんなにやらPCでカチャカチャ・・・

店員さん:「お客様!それならこれはどうでしょう。少し条件とは違いますがナビも付いていてご予算にも合いますしオススメですよ」

こんな感じでいつも予算とそこで見つけられる似たような車の提案

ネットだとあるのに!
あの車が近くで売ってれば見に行けるのに!

そう嘆いてしまいます。

では、なぜなかなか見つからないのか。
それを少し考えてみませんか?

まず見つからない理由その1。
買う側と売る側の意見や想いが違う。
つまり、お互いに金額や仕様(装備やボディカラー)の面でしか話をしないのでなかなか折り合いがつかないわけです。

見つからない理由その2。
車の状態や仕様の判断基準がお客様と車屋さんで違う。
車を購入する基準として年式・走行距離・金額と大まかに3点あるのですが、車屋さんはそれを基準としていません。

見つからない理由その3。
新車並みにオプションやグレード、装備にこだわりすぎていて市場に出回っていない。

見つからない理由その4。
カーセンサーやグーネットに掲載している車は様々な集客用の仕掛けがあります。

中古車というのは新車時にその人の好みで色、グレード、オプションを選んで購入します。
その後も何か部品、パーツをつけたりすれば変わっていきます。
さらに複数オーナーともなれば毎回オーナーが変わるたびに扱いも変われば好みの仕様に変更されていきます。

メンテナンスも乗る人次第なので、走行距離が少なくてもエンジン状態が良くない車はたくさんあります。

そして車が見つからない一番の大きな理由は、
見つからない理由その4。
カーセンサーやグーネットに掲載している車は様々な集客用の仕掛けがあります。
ここでしょう。

詳しく説明します。
その仕掛けとは、
1.諸費用の仕掛け
2.購入パックの仕掛け
3.オートローンの仕掛け
があります。

どういう事か?

ネットで車を探すときの検索方法を逆手に取っているのです。
欲しい車を安く買いたいのは誰もが思う事ですよね。

なので、安い順に並び変えた時になるべく早く自社物件が出てくるように車両価格を安く設定するのです。

中古車市場では車の年式や走行距離の他に、装備やエンジンミッション、内装、外装等で細かく相場が決まっています。
相場がある以上は車の価格はどの車屋さんも変わらないのです。

車本体の価格がとても安い=車の利益が無い

という事になるので、他で利益を出さなければ倒産します。

その、「他で利益を出す」という部分が先ほどあげた3つの仕掛けです。

ひとつづつ説明します。

1.諸費用の仕掛け

車を購入する際は、車の本体価格以外に諸費用が必要であることはご存知だと思います。
しかし、諸費用の中身を全て理解して車を購入する方はほとんどいません。

ここに落とし穴があります。

つまり、諸費用の内容をたくさん入れて諸費用で利益を取るのです。
軽自動車より登録費用が高くなる普通車でも、車に不具合が無い限り諸費用で30万円もかかることはありませんので注意が必要です。

2.購入パックの仕掛け

車両価格、諸費用も問題ないが、購入パックを付けないと買えないというパターンです。

例えば、中古車であればフロアマットは付いているのが普通です(前オーナーが捨てていなければ)。
それを中古車販売店が捨てて、フロアマットをオプションにして車とセットで販売する購入パックがあります。

他には、ナビを一緒に購入しないとその金額で車が買えない、というパターンもあります。
この場合は車両価格+諸費用+ナビ代金+ナビ取付費用という総額になり、結局支払う金額は提示してある車両価格より高額になります。

1.と2.で重要なのは、車両価格で車を決めるのではなく必ず詳細内容の総額を算出してもらう必要があります。

3.オートローンの仕掛け

車両価格、諸費用合わせて総額もお手頃。
この時に注意が必要なのは販売店のオートローンです。

弊社含めて自動車販売店はオートローン会社と業務契約しており、オートローンの金利バック(金利の利益)があります。

それを逆手にとって以上に高い金利設定をして金利で利益を出すのです。

もしあなたが希望の車を200万円で探していて、希望の車がものすごく綺麗で、「こんな良い状態でこの値段は他にはない!この車で決まり!!」となったとしましょう。

その車をローンで買う場合、自分の本当の支払総額がいくらになるかしっかり確かめる事をお勧めします。

例を2つ出してみます。
条件は、「200万円を84回払いでボーナス払い設定なし」です。

当社B.L.styleではオートローンの金利は2.9%です。
まず2.9%で計算してみます。

200万円
84回払い

毎月の返済額 26,300円
お支払総額 2,212,270円

オートローン金利10.8%の場合

200万円
84回払い

毎月の返済額 34,000円
お支払総額 2,858,933円

金利が違うだけで毎月の支払額が大きく違いますし、金利が10.8%だと約286万円の買い物ということになります。

自動車販売業者ごとにローン会社と契約している金利が違いますので、この内容だけでは金利で何十万円の利益かは分かりません。

しかしここまで金利を払うのでしたら、低金利でもっと状態や装備の良い車が買える事は事実です。

このように中古車販売業というのは非常にグレーな業界です。

高い車と安い車の違いは何か?

それは単純に前所有者が売却した金額が高ければ高い車になりますし、売却した時の金額が安ければ安い車になります。

車を売却するときは一番高く買い取ってくれるお店に売りますよね。
それは50万円の車でも500万円の車でも変わりません。
人は少しでも高く売れる所に売却するのです。

なので安い車は、「この車は綺麗に直ってるけど派手にぶつけられてるからこのくらいの金額でもしょうがないか」と何かしら分かっているからその金額で売ります。

だからしっかりと車の探し方を知る必要があるんです。

探し方を知るというのは、買う側と売る側が完全に同じ車を探す、つまりその車について理解し合えることなんです。

お客様はお客様でしっかりと自分の想いを伝える
そして車屋さんは中古車の選び方についてしっかりとお伝えする
そのうえで二人三脚で歩み始めれば望む車が、日々ワクワクしながら簡単に手に入れられるようになります。

例えば、ナビ付の車に拘って探しているとします。
でも純正ナビ付車だと少し金額が高かったりするんですよね。

またほかの回の中古車探しメソッドで詳しくお話ししようと思いますが、ナビはナビでも色々あるんです。

純正ナビは純正であることの安心感があります。
でも下記のような不便な点もあるんですよね。

純正ナビ、純正オプションナビは走行中操作できない
操作できるように解除できるキットが出ていても少しの間だけ解除なので実際は使い勝手がいまいち
純正のナビ更新がサポート終了したらそこでナビ更新がストップする

このような事があったりするんですね。

ですので当社の発想でご提案するならば、

ナビ無し車を敢えて選んで、入れ替え自由な社外ナビを後付けして中古車購入

ナビの付いていない車は車両価格が安くなりますし、自由度の高い社外ナビを後から付けた方が購入後のカーライフ(維持費含め)を考えると便利でお得です。

車や、部品に関する知識をお客様と車屋さんで共有できればこういうご提案や相談もできるんです。

では、第2回はもう少し深く車探しについてお話ししたいと思います。

↓中古車購入メソッド第2回はこちら↓
https://blog.carrenovation-blstyle.com/%e4%b8%ad%e5%8f%a4%e8%bb%8a%e8%b3%bc%e5%85%a5%e3%83%a1%e3%82%bd%e3%83%83%e3%83%89%e7%ac%ac2%e5%9b%9e

↓中古車購入メソッド第3回はこちら↓
https://blog.carrenovation-blstyle.com/%e4%b8%ad%e5%8f%a4%e8%bb%8a%e8%b3%bc%e5%85%a5%e3%83%a1%e3%82%bd%e3%83%83%e3%83%89%e7%ac%ac3%e5%9b%9e

↓中古車購入メソッド第4回はこちら↓
https://blog.carrenovation-blstyle.com/%e4%b8%ad%e5%8f%a4%e8%bb%8a%e8%b3%bc%e5%85%a5%e3%83%a1%e3%82%bd%e3%83%83%e3%83%89%e7%ac%ac4%e5%9b%9e

↓中古車購入メソッド第5回(最終回)はこちら↓
https://blog.carrenovation-blstyle.com/%e4%b8%ad%e5%8f%a4%e8%bb%8a%e8%b3%bc%e5%85%a5%e3%83%a1%e3%82%bd%e3%83%83%e3%83%89%e7%ac%ac5%e5%9b%9e%e6%9c%80%e7%b5%82%e5%9b%9e

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