B.L.styleが考えるアライメントとは

【B.L.styleが考えるアライメントとは】

アライメント調整は数値を合わせれば良いという事ではありません。

確かに、アライメント調整を行った後の出力した紙に記載されている数値が左右揃っていた方が見栄えは良いかもしれません。

しかし、アライメント調整中は風が吹くだけで0°02′、0°03′数値が変化します。

また、アライメントリフトのセットする高さを変えるとリフトのしなりが変化し0°05′程度全ての数値が変化する事もあります。

4輪の位置関係を精密に測定するので、左右のタイヤの減りが極端に違うとアライメントデータが左右で0°30′ずれる事もありますので数値が全てではないという事です。

弊社では測定精度を高める為、アライメントリフトの基礎工事のレベル出しから気を使い、たくさんの時間と費用を掛けリフトの設置を行っています。

この業界でよくある「基礎工事を知り合いの業者に頼んで安く仕上げる」というような事を行わず精度を重視した工事を行いました。

調整式アームの持つ意味は「左右対称であること」。

例えば、アッパーアームのターンバックルで調整した場合角度を同じにすることは可能です。

ただし左右の長さは非対称になりますのでストロークした時のキャンバー変化が左右異なるのです。

こういったセッティングを行うと

・ツライチ設定した時に片側だけフェンダーとリムが干渉する

・タイヤの減りが左右で異なる

・ハンドルがどちらかに取られる

という原因に繋がります。

​弊社がT-DEMAND製品を主に取り扱う理由は精度の高さにあります。

例えばピロボール。
安価な製品ですと海外製、
しっかりした製品の場合はNMB(世界のトップシェアのベアリングメーカー)等の汎用ピロボール
を使用していたりします。

T-DEMAND製品はNMBで特注専用ピロボールを製作し、他社にはない精度の高さと耐久性を持ったピロボールを使用しています。

左右の長さにも拘っており、専用治具でアームを全縮めした状態で同じ長さになる組み合わせで出荷。
ここまで拘っているメーカーは見たことがありません。
アーム左右セット2万円、というようなアームはピロのガタが大きく、長さも同じにはなりません。

アライメントで重要なことは左右同じ動きをさせる事です。
静止状態の角度が合っていても意味がないのです。

純正偏心カムはとても良く出来た構造です。
長さを変えずにアームを調整出来ますので、長さ違いにならず左右同じアライメント変化をさせる事が可能です。

過去様々な車種のデータを取ってきて分かった事は、T-DEMAND製のアームを左右同じ長さにし、正確に取付をすると左右の角度差は0°05′程度しか変わらなかったことです。

これがアライメント調整に大切なことで、あくまでも社外アームは動かしたい脚の長さに合わせるのみ。
グルグル回して左右で長さを変える事はありません。
最終的な調整は純正の偏心カムのみで行います。

こうする事で左右同じ動きを実現でき、車両の安定性も飛躍的に向上出来ます。

純正調整箇所、社外調整アームの調整の意味を理解しアライメント調整を行う事は非常に大切です。


​お客様一人一人に合わせたアライメントセッティングをご提案しますので一度ご相談ください。

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株式会社B.L.style
〒418-0103
静岡県富士宮市上井出900-1
TEL:0544-54-1185
FAX:050-3000-3491
E-mail:recep@carrenovation-blstyle.com
HP: https://www.carrenovation-blstyle.com
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