クラウンクロスオーバーT-DEMANDフルコンプリート（カスタム）AZSH35

クラウンクロスオーバーのカスタム車両。
超短時間でフルコンプリートを製作した裏側を紹介します。

大阪オートメッセ2023T-DEMANDブースのデモカー
新型クラウンクロスオーバーの製作に携わらせていただきました。

T-DEMANDフルコンプリートとは、
・エアサス
・フルアーム
・ブレーキ
T-DEMANDさんから出ている製品全て装着されている車の事をフルコンプリートと言います。

大阪オートメッセ2023出展の為福井県にあるT-DEMANDさんに製作に行って来ました

B.L.styleは静岡県。片道5時間半かけて会社の工具をほぼ全て積んでスタッフのこばっちと遠征です。
車や部品が揃わずとてもタイトな日程になり、仕上がるか不安でしたが…
無事製作が完了して出展することができました。

制作期間は2日半です！

弊社ではエアサスのエア配管やハーネス類は車内を通しています。

クラウンは時間が無い中でしたが、妥協はしたくないとスタッフと話して、内装を分解してエアサス配管とハーネスを室内に配管配線しました。

新車ですので分解方法も試行錯誤の連続でした。
マニュアルも過去の事例も無い車の内装分解はハードルが高かった！

T-DEMANDのエアサスはハイトセンサーを使い車高制御しているので、しっかりハイトセンサーも四輪取り付けして車高設定しています。
ハイトセンサーの設定はしっかりやると丸3日かかります。
ハイトセンサーがなくてもエアサスを動かすことはできますが妥協したくないという想いが強く、セッティング。

火事場の馬鹿力かもしれません。
ハイトセンサーのステー製作からセッティングまで30分程度で行いました。

クラウンクロスオーバーは今までのクラウンとは大きく異なりフロントストラット、リアマルチリンクのFFプラットフォームです。

ストラット、マルチリンクというサスペンション構造自体は一般的ですのでセッティングは難航しませんでしたが、分解方法やエアサスの全上げ全下げ設定、新作アームの動きやロック、アライメント変化等検証が多く時間がかかりました。

2/6月曜日から着手して2/7火曜日までT-DEMANDさんで作業をして、とりあえず課題は残されていましたが改善用の部品を受け取って翌朝静岡に向けて出発。
2/8の17時頃会社に到着し、リフトで上げて前後再び足バラシ！

ガンガン作業を進めました。

日付をまたぎ2/9深夜1時。
仕上がったクラウンを試運転。

メッセ出発時間が2時なのにあと1時間しかない！
試運転したらアライメントが思ったような動きではなく、もう一度やり直しになりました。

30分でテスターにかけるところから再アライメントまで施工。

メッセ出発30分前にクラウンクロスオーバーは仕上がりました。

結果、エアサス、アームの下げ幅大きく取ることが出来、着地を実現しました。
キャンバーも過度につけずナチュラルな仕上がりに。
前後9.5Jノースペーサー内外ギリギリでタイヤホイールがフェンダーに入るセッティングです。

もちろんアライメントもしっかりしていますので手を離しても車は真っ直ぐ走ります。

代表塩川、スタッフこばっち共に不眠で参加したハードスケジュールのイベントになりましたが、たくさんの方に見ていただいてやった甲斐があったなと、心から喜びを感じました。

クラウンクロスオーバーはB.L.style店舗で展示中ですので、是非ご覧ください。

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